歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
会って…

忘れたいよ…























ガラガラガラ…


病室の扉をそっと開ける私。




結局我慢出来なった私は、寝てしまっている紅と健二をBARに残し、元旦の早朝、慶が入院している病院にひとりで訪れた。






シャ―――…‥


病室のカーテンを開け、慶が寝ているベットの横にあるパイプ椅子に腰掛ける。






慶の容態は変わらない。


最後に会った時と同じように、眠ってしまっているまま…




ただ、

ちょっとだけ痩せたかな…


仕方ないよね。

点滴で栄養入れてるだけなんだから…








「慶」


慶の手を握り、名前を呼んでみる。
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