歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦
紅からもらった缶ジュースを開け、半分くらいを一気に飲む。



おいし。



ズイ。



すると、紅が顔を近づけてのぞき込ん来た。





「…ん?」

「なんかあった?」

「え…」

「そんな顔してる…」

「………」



紅はそう言って、缶ジュースをグビグビと飲んだ。






なんでわかっちゃうんだろ…


いや。

きっと私‥顔に出てるんだ・・・

自分では自覚ないけどさ…






「…JINくんのこと?」




紅は真っ直ぐ前を見ながら言う。


私は小さな声で「うん」と頷くと、JINくんから告白を受けたこと紅に話した。
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