赤い狼 ♂男バナシ♂ 弐

♂鳳陽の好きな○○

弘「はぁ…。だりぃ。二人と会話しただけなのに、もう疲れた。…俺ももう、年なのか？」



龍「弘さんー。連れてきたでー。感謝せぇよ。」



弘「わりぃわりぃ。感謝してる。」



龍「ぜーんぜん心込もっとらんけど。」



弘「きのせいだろ。おら、よこせ。」



龍「へぇへぇ。あげればえぇんやろ。あげれば。」



弘「おー、ご苦労さん。帰った帰った！」



龍「…酷かないか？」



弘「帰った帰った！」



龍「弘さんにはもう二度と協力せんわ。」



弘「はーいはい。分かった分かった。」



龍「…。」←はぶてて何処かに行った。



弘「さてと…。鳳陽、やっと二人きりになれたな。」



「…。」



弘「おい、黙ってねぇで返事しろよ。」



「…。」



弘「だから…――って、あ。お前、口塞がれてんじゃねぇか。早く言えよな。」←(さっき口塞がれてるって自分で言ったのに早く言えなんて、無茶な話だ。)