恋愛契約-私とアイツの関係-
凌雅が見れない…!
いや、もともと見れてはないんだけど!
でも、なんだか、不自然に視線をそらしてしまう。
頭を抱え教科書で顔を隠した。
「…あれじゃ、不自然すぎるよ。」
「だよね?!
ああ〜…もう、私のバカ!」
現在昼食中。
凌雅&星生くんは飲み物を買いに購買へと向かった。
西野さん特製弁当を頬張りながら今日の国語の時について反省をする。
「でも国語のときの妃芽は見ものだったよ。
うるさーい!!
って叫びながらぶさいくな顔して起き上がるんだから。」
「そんなぶさいくだった?!」
「うん、眉間にしわ寄せてさ。
こんな顔だったよ。」
そう言いながら私の真似をする梨桜ちゃん。
梨桜ちゃんだからまだかわいさが残っているけど、私だったら絶対ひどい。
「ああ、もう!
それもこれも凌雅のせいよ。
凌雅のバカぁ!!!!」
「バカはお前だ、バカ。」

