恋愛契約-私とアイツの関係-
それはある晴れた日のコト。
小学生になったばかりの頃だった。
お嬢様の私はいつも車で送り迎え。
楽でいいな、
そう思うかもしれないけど
乗った車から見える景色はいつも一緒。
でも家の前を楽しそうに友達と話しながら通る人達を見て
歩いて学校に行きたい!って思ったようになったんだ。
そんなある日ー…
『おねがい!!!』
『ダメです、お嬢様。』
『えぇ〜〜!!!!』
私の運転手、平山に頭を下げ必死にお願いをする私。
でも平山はそのお願いを断固拒否。
そのお願いとは歩いて小学校に行くことだった。