恋愛契約-私とアイツの関係-
「梨桜ちゃんは、紅茶とジュースとコーヒー、どれが好き?」
「紅茶で。砂糖はいいや。」
「はーい。」
私は1度部屋から出てキッチンへ向かった。
この時間帯は…シェフがいるはず。
私と凌雅の晩御飯を作るために。
キッチンへ行くと案の定シェフがいた。
「おかえりなさいませ、お嬢様。」
「ただいま!」
笑顔でそういうとシェフも笑顔でうなずいた。
胸元を見ると、名前が書かれている。
……西野、さん。
名前をインプットし、戸棚から紅茶とカップを取り出す。
「お嬢様、そういうことは私がやりますので…部屋に戻っていてください。」
私の手から紅茶とカップを取り、静かにそういった。
「じゃあ、よろしくお願いします。」
小さく言うと、西野さんはまた笑った。