恋愛契約-私とアイツの関係-
「あんた、平川?」
「はい。今は“西野”ですが。」
「そう…。」
「またお会いできて、光栄です…。」
静かに会話をする2人。
私には何が何だかさっぱり…。
呆然とする私に、意味深な様子の2人。
でも、梨桜ちゃんのあんな表情は初めてだ。
あんな、優しくて、愛しそうで、切ない表情。
しばらくすると、西野さんは部屋から出て行き、優しい笑顔の梨桜ちゃんと呆然とする私が残された。
梨桜ちゃんは私に気付いたようで、ハッとこちらを見た。
「ごめんごめん…。
今の人は…私達の7つ上だから、今は24歳ね。
凌雅も星生も知ってるはずよ。
でも会うのは4年ぶり。」
それから梨桜ちゃんは、昔話を始めるように、懐かしむように、話を始めた。