恋愛契約-私とアイツの関係-
時間は、自然と進む。
良い意味でも、悪い意味でも。
自分の願う未来になることは、少ないもかもしれない。
どれだけ願っていても…。
「聞く気はなかったのよ。
たまたま、聞こえただけ。
子供の私に、意味は分からなかったけど。
悪いことなんだって思った。」
目を閉じて、紅茶に口をつける。
私はただ、何も話さず黙って聞いていた。
「『平川さんの家の旦那さん、浮気したらしいわよ~』って。
噂好きのおばさんがそういってて“浮気”の意味は分からなかったけど…
次の言葉を聞いて走って平川の所に行ったよ。」
紅茶を、お皿に置いた。
「『それで離婚して、奥さんと息子さんだけ、奥さんの実家に戻るそうよ。』」