恋愛契約-私とアイツの関係-
「その話、本当だった。
本当に、平川はお母さんの実家に行っちゃった。
泣いて止めたけど、ダメだった。
子供の私にはどうにもできなかった。」
切なそうに笑う梨桜ちゃんに、私も切なく笑いかけた。
「まさか…ここで会うとは思わなかったけど。
っていうかさ、凌雅も知ってたと思うんだよね~…
言えばいいのに!!」
ふんッ!と大きく鼻息を鳴らし、唇をかみしめた。
確かにな、と1回頷き、私も紅茶に口を付けた。
ちらりと見ると、頬をほんのりピンク色に染める梨桜ちゃんが見えた。
鈍い私でも、何となく勘づく。
…もしかして?