幸せの明日
しばらく店の中で待っていると奥の部屋からお姉さんが出てきた。
「お待たせしました。はいどうぞ♪」
そう言って手渡された指輪をアタシ達はまじまじと見た。
指輪には、
『ASUKA MEGU』
と小さく彫られていた。
「アナタ達が一生、親友でいられますように♪」

お姉さんはアタシと明日香の頭を優しく撫でてレジに戻っていった。

「一生、親友か…」
明日香が小さく呟いた。
「そうなるといいね。」
アタシは明日香に笑顔で言った。
「うんっ♪」
明日香も笑顔でアタシに応えた。
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