幸せの明日
「ない…ない…!!」
寒気におおわれた北海道の夜道をがむしゃらに走った。
吐いた吐息が白くなっていく。
「ない……」
アタシは立ち止まって涙をこらえた。
『一生親友ね!!』
明日香の声が繰り返し聞こえて来る。
胸が傷んだ。
アタシはその場に座り込んだ。
コンクリートの上に積もった雪が冷たかった。
「恵!!」
その時背後で名前を呼ばれた。
振り返らなくたって誰だか分かる。
この声は涼介だ…。
「大丈夫か!?」
涼介がアタシに近付く。
「こんなに冷たくなっちまって……」
アタシの手を涼介が握り締めた。
好きになっちゃいけない存在なのに…アタシは涼介の事を好きになってる…。
アタシは涼介に抱きついた。
寒気におおわれた北海道の夜道をがむしゃらに走った。
吐いた吐息が白くなっていく。
「ない……」
アタシは立ち止まって涙をこらえた。
『一生親友ね!!』
明日香の声が繰り返し聞こえて来る。
胸が傷んだ。
アタシはその場に座り込んだ。
コンクリートの上に積もった雪が冷たかった。
「恵!!」
その時背後で名前を呼ばれた。
振り返らなくたって誰だか分かる。
この声は涼介だ…。
「大丈夫か!?」
涼介がアタシに近付く。
「こんなに冷たくなっちまって……」
アタシの手を涼介が握り締めた。
好きになっちゃいけない存在なのに…アタシは涼介の事を好きになってる…。
アタシは涼介に抱きついた。