幸せの明日
「準備しなきゃ…」
時計の針はすでに6時を廻っていた。
お父さんはいつも7時ぐらいに帰って来る。
それまでゆっくり準備しよ。
アタシは鏡の前に座って、髪を綺麗にコテで巻いた。
薄く化粧をしてお姉系の服を着た。
全部の準備が終わった頃には夜の7時を、ちょっと過ぎた頃だった。

鞄を持ってリビングに降りた。
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