幸せの明日
    * * *

「涼介!!」
―バッ!―
アタシはとっさに目を覚ました。
「はぁ…はぁ…」
今の夢は何…?
なぜだか分からないけど、凄く切なくて、怖い夢だった。
汗を異常にかいていた。
お風呂に…入ろう。
アタシは複雑な想いを抱えながらも、浴室に向かった。




―ジャ‐―
シャワーから出るぬるま湯が心地よい。
さっきの夢の事が気になって仕方なかった。
どうしてあの時、涼介はアタシに謝ったのか。
どうしてあんなにも、悲しい顔をしていたのか。
アタシには分からなかった。

アタシは20分ぐらいシャワーを浴びた後、浴室を出た。




ねぇ涼介…
あの夢は…未来の涼介からのメッセージだったのかな?
もっと早くに気付けば何かが変わっていたのかな…?
< 166 / 197 >

この作品をシェア

pagetop