幸せの明日
アタシはおもむろに、服を脱ぎ捨てた。


ジャー
シャワーから出るお湯がアタシの汚れを流していく。アタシは長い茶色の髪をかき上げ、身体をこすった。未だにおやじの匂いと、汗がこびりついている様で気持ち悪かった。


何分シャワーを浴びていたのだろう。
アタシは、風呂場から出てキャミソールとデニムパンツを来て脱衣場から出た。


「はぁ……」
自分の部屋に入ると共に
深いため息が出る。
ベッドの上に横になって天井を見上げた。
こうして身体中の汚れを流した後、横になるといつも安心した。

明日も街に出よう……
アタシはそう考えながら深い眠りについた。
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