幸せの明日

アタシの名前は大崎恵(ｵｵｻｷﾒｸﾞ)高校２年生。
普通の高校生なら今頃、友達と放課後に遊びに行ったり彼氏と遊んだりと、遊戯な時間を過ごしているのだろう。
だけどアタシは、２年になってからというもの、学校へは一切通わなくなった。


アタシはのろのろと歩き、自宅に向かった。
雨はいつのまにか、小雨になっていた。



―ｶﾞﾁｬ―
玄関のドアを開き家の中に入る。
家に入ると同時にお母さんがアタシの目の前に立って複雑な顔をしていた。

―そんな目でアタシを見るな…―

アタシはお母さんの横を通りすぎて脱衣場に向かおうとした。
がその時―

ｸﾞｯ！
アタシが振り返るとアタシの腕をお母さんが掴んでいた。
｢恵…話しをちゃんとしましょう？お母さん心配で……｣

―ﾌﾟﾂﾝ―

その言葉を聞いた途端、アタシの頭の中で何かが切れた。
アタシはお母さんの腕を振り払った。
｢触んないで！！！｣
アタシはお母さんをものすごい目で睨み脱衣場へと入った。