幸せの明日
8月25日。
美香梨は17歳という若さでこの世をたった。
美香梨は最後まで太陽の様な明るい笑顔だった。

辛くても、悲しくても、美香梨の笑顔を見ればそんな事はすぐに忘れられた。


ねぇ美香梨?
アナタはこんなアタシを必要としてくれた。
本当に嬉しくて、不器用ながらも初めて大事にしたいって思った友達…それが美香梨だった。

今は辛くても、アタシはきっとアナタの様な素晴らしい人間になってみせるよ。
『ありがとう』
アナタがアタシに残した最後の言葉。
アタシは一生忘れません。アナタと過ごした日々はアタシの永遠の宝物です。



アタシはアナタと出会い、友達の大切さを知った。
そして、失う怖さを知りました。

だけど…ねぇ美香梨?
アタシの傍には美香梨が居てくれるから、もう怖くないよ。寂しくないよ。

今日は沢山涙を流そう。沢山、泣こう。そしたらきっと…明日は頑張れるよ。
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