幸せの明日
「恵ちゃん?ここに10万置いとくね?」
気が付けばテーブルの上には10枚の札束が置いてあった。
行為が終わると、おやじは部屋を後にした。

テーブルの上の札束を手に取る。
「はぁ……」
アタシは深いため息しか出なかった。
明日…このお金を祐樹に渡そう…。

アタシはお金を財布に入れて、シャワーを浴びてからホテルを出た。



ねぇ…あの時アタシが断っとけば何かが変わってたのかな?
こんな事したくないって言ってれば何かが変わったの?

この時アタシは祐樹との関係が壊れてしまうなんて予想もつかなかったよ…。
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