彼方

「右が伊織。彼方と同じ、日本人だ。

そして左が迂蘭だ。」


男はペコリと頭を下げた。


伊織、と名乗る男の方は20代だろうか。

黒髪に日本古来の着物を着ていた。

腰には刀がさしてある。


迂蘭の方はまさしく少年と呼べるだろう。

僕と同じ歳か、それ以下か。

どちらにせよ、僕より年上には見えなかった。


「伊織は土星、迂蘭は月だ。」



「!!」

僕を含めた4人ともが、迂蘭を見る。


「つ…っ、月!?」

「この人が…」


[月]の称号を持つものは

ユニバースでも最強を誇る強さなのだ。


「へえ、こんな少年がねえ。」

「何かの間違いじゃないのか。」


最強の強さを持つ人が

こんな僕と同い年くらいの少年だとは。


しかも、肌は白く全体的に見ても細い。




< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

Have a hope
Lz/著

総文字数/1,249

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
信じ続ければ 望みは叶うと思ってたあの頃。 希望を持ち続けていたあの頃。 思い出は涙とともに 懐かしい日々は愛しい人とともに あたしのなかから消えていく。
君のいない世界 続編
Lz/著

総文字数/1,460

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
つたう涙の意味も知らず ただ我を通す 俺は俺なんだ
君のいない世界...
Lz/著

総文字数/8,601

恋愛(その他)20ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
君のいない世界 それは、何を犠牲にあるのか。 それを知ったとき、 俺達はその先に何を知るのだろうか。 経験してみなければ分からない。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop