嘘つきな恋




「ここが僕の家だよ。」


みんなを当たり前のように、席に案内して。

本当に優しい人だな、なんて思っていたら歩くんが言った。


――え?

えぇぇ~?


「やっぱりいいお店だね~!」

「歩の雰囲気に似てるからな」


なんて、バカップルさんは知ってたのか…。

は、はめられた気分…。


だけど、そんなあたしを置いて。
バカップルさんは注文を歩くんにしている。


「宮下さんは?」

「…あ、あたしっ!?」


どうしよう、全然決めてなかった…。
えっと、何にしよう…?




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