お伽話



そこには、すこしめかし込んだサンの姿

服や髪をセットしただけなのに
こうも違うものかと
その場の全員が思っていた。


ルナもその一人だった。

印象的な赤い髪が今日は顔に見劣りするほど

幼さが残る顔立ちが
今は、男性そのもの。

凛とした雰囲気だった。


そんなルナを見つけ近寄るサン
「ルナ・・・これは一体・・・?」

思わず見とれていたルナ


「・・・・あ、えっと・・・、そう!」


「・・・・・?」

思わず、噛んでしまい恥ずかしくなる。

「今日、ここに来て一ヶ月が経つから・・・
みんなでお祝いをって・・・。」


下を向いて喋ってしまったため
声が小さくなってしまった。

だが、いまさら赤い顔を上げるわけにもいかず
サンに目を向けることが出来なかった。



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