僕らのアナザーリアリティ
『全然変わんないな。』
『本当に(笑)』
ソランの発言に呆気にとられているとどこからか聞き覚えのない2つの声が聞こえてきた。
『来たみたいだね。』
「来たって誰が...」
柚木が言い終わらない内に4人の目の前に青と薄桃色の2つの大きな光の球が現れ、そして弾けとんだ。
「「「!?」」」
3人は咄嗟に目を閉じた。
周りが静かになり、3人がそっと目を開けるとそこには背中に翼の生えた虎ほどもある大きさの綺麗な琥珀色の目をした猫
とまるで桜のような薄桃色をしたシャチがいた。
『トルテもワイドも久しぶり!!』
『元気そうだなソラン。』
『相変わらずのようですね、ソラン。』
「猫とシャチが喋った!」
「てかソランいつの間にその姿になったんだ...」
先程ソランの秘密を知ってしまったため、歩は何とも言えない表情でそう呟いた。