Plastic.
解らない。


解らないよ。


雅司はあたしを振り回して、楽しんでいるの?


どういうつもりで・・・。


「・・・っ」


言いたいのに、言葉が出ない。


言葉じゃなくて、また、涙が溢れそうになる。


「・・・帰るね」


雅司の横を擦り抜けて、扉に手を掛ける。


けれど-------・・・。





「・・・あゆ!」


後ろから、雅司に抱き締められる。


ギュッと、力がこもる。


「・・・やだっ・・・」


精一杯、振りほどこうとするけど、


やっぱり男の力には敵わない。


振りほどけない。


「・・・なんで?なんで?雅司・・・」




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