現実的な恋愛事情
教室に入るなり、真っ先に裕美ちゃんの胸に飛び込んだ。
「裕美ちゃーん、ヒック」
「ど、どうしたの??」
「あのね、、、」
全て話した。
拓也が、明希ちゃんと仲良くいってること。
誕プレをくれたこと。
その誕プレが、あたしの好きなものを
覚えていてくれて、買ってくれたこと。
裕美ちゃんは、ただ頷きながら
聞いてくれた。
そして、話終わったあと
裕美ちゃんは、笑顔で
「辛かったね、もう大丈夫。あたしがいるよ」と言って
あたしが、落ち着くまで
頭を撫でてくれた。