藤井先輩の私。
熱くなった顔をパタパタと両手で仰ぐ綾姉。
あたしはまだ信じられない。
関東一、いや、全国一最強と呼ばれた綾姉がこんなマジメちゃんになってるなんて。
人ってこんなにも変われるもんなのか?
そう思っていたら、綾姉をここまで変えさせた男の顔がみたくなった。
どんなツラしてんだろう。
「ねぇ、綾姉…綾女お姉様?」
「なにかしら?」
涼しい顔で微笑む姉。
「綾お姉様の好きな奴の写真とかないの?」
「えっ?」
綾姉は「ちょっと待っててね」と言うと、学生カバンのポケットをごそごそとあさった。
「あったあった」と取り出した、いかにも女の子らしいピンク色の手帳を開くと、そいつの写真があった。
「彼が私の想い人、藤井悠太様よ」
ふじい…ゆうた
こいつが。
オレンジ色に近い色素の薄い短い髪。
優しそうな笑顔。
こいつが…綾姉の…。
あたしは時間を忘れてじーっと写真をみつめていた。
あたしはまだ信じられない。
関東一、いや、全国一最強と呼ばれた綾姉がこんなマジメちゃんになってるなんて。
人ってこんなにも変われるもんなのか?
そう思っていたら、綾姉をここまで変えさせた男の顔がみたくなった。
どんなツラしてんだろう。
「ねぇ、綾姉…綾女お姉様?」
「なにかしら?」
涼しい顔で微笑む姉。
「綾お姉様の好きな奴の写真とかないの?」
「えっ?」
綾姉は「ちょっと待っててね」と言うと、学生カバンのポケットをごそごそとあさった。
「あったあった」と取り出した、いかにも女の子らしいピンク色の手帳を開くと、そいつの写真があった。
「彼が私の想い人、藤井悠太様よ」
ふじい…ゆうた
こいつが。
オレンジ色に近い色素の薄い短い髪。
優しそうな笑顔。
こいつが…綾姉の…。
あたしは時間を忘れてじーっと写真をみつめていた。