2222―SF(すっとぼけフィクション)―
◇◇◇◇◇
「こんにちは」
若い男の声と花のにおい。
それで、
誰に声をかけられたかわかる。
ユキに声をかけられたことを伝えたあとで、
「どうも」
オレは挨拶を返した。
オレたちの住む家の近くで花屋をやってる、
山下さんだ。
○○○○○
ワタルが真咲さんに言葉を返したあと、
あたしはワタルの手を開かせて、
携帯電話でメールを打つみたいに親指で手のひらをつついた。
今練習中の、あたしたちの新しい通信手段。
ワタルの手のひらを携帯電話に見たてて、
字のあるはずの場所を順番につついてく。
英語バージョンもあり。
ワタルは声の出る視覚障害者用の携帯電話を使ってて、
メールもボタンについてるでこぼこを頼りに打てるから、
携帯のボタン配置はだいたいわかってる。
この方法だと字を書くよりも、
ちょっと早く伝えられるきがする。
◇◇◇◇◇
これきれいナハナハですね…
いや、違う
「これきれいな花ですね、っていってます」
オレはユキの言葉を山下さんに伝えた。
「ありがとうございます。
よかったらおひとついかがですか?
サービスしますよ。
奥様にはいつもよくして頂いているんで」
っていわれたから、
ユキにそう伝える。
どうするユキ?
って意味もふくめて。
「こんにちは」
若い男の声と花のにおい。
それで、
誰に声をかけられたかわかる。
ユキに声をかけられたことを伝えたあとで、
「どうも」
オレは挨拶を返した。
オレたちの住む家の近くで花屋をやってる、
山下さんだ。
○○○○○
ワタルが真咲さんに言葉を返したあと、
あたしはワタルの手を開かせて、
携帯電話でメールを打つみたいに親指で手のひらをつついた。
今練習中の、あたしたちの新しい通信手段。
ワタルの手のひらを携帯電話に見たてて、
字のあるはずの場所を順番につついてく。
英語バージョンもあり。
ワタルは声の出る視覚障害者用の携帯電話を使ってて、
メールもボタンについてるでこぼこを頼りに打てるから、
携帯のボタン配置はだいたいわかってる。
この方法だと字を書くよりも、
ちょっと早く伝えられるきがする。
◇◇◇◇◇
これきれいナハナハですね…
いや、違う
「これきれいな花ですね、っていってます」
オレはユキの言葉を山下さんに伝えた。
「ありがとうございます。
よかったらおひとついかがですか?
サービスしますよ。
奥様にはいつもよくして頂いているんで」
っていわれたから、
ユキにそう伝える。
どうするユキ?
って意味もふくめて。