2222―SF(すっとぼけフィクション)―
◇◇◇◇◇
突然、
震えだしたユキ。
まさかとは思ったけど、
嫌な予感は的中した。
ユキは震える手で、
何があったのかを教えてくれた。
特別災害課――
いわゆる、
恐ろしい植物災害を処理するためのセクションだ。
紅い雨が降ったあとに暴れだす植物の駆除が主な業務。
しかし、
それは簡単な事ではない。
10ヶ月前まで、その駆除には大量の犠牲を必要としてきた。
動き出した植物は暴力的で、
戦闘力及び再生能力が高く、
人間を栄養分として吸収するという。
放っておけばシェルター内に進入してきて、
たくさんの命を奪う可能性もあるから、
出現したら必ず迅速に駆除しなければならない。
けれども有効な対策手段はなく、
枯葉剤などの化学物質も全く効かない。
国民に残された手段は、
火薬などの武器を使った直接攻撃で少しずつ弱らせて息の根を止めることくらいだった。
だが、
度重なる植物の襲撃で、
10ヶ月前、
ついに日本国内の武器はほぼ底をついてしまった。
そして今、
残されている有効な手段はたった一つ――
自爆と呼ばれる作戦のみ。
突然、
震えだしたユキ。
まさかとは思ったけど、
嫌な予感は的中した。
ユキは震える手で、
何があったのかを教えてくれた。
特別災害課――
いわゆる、
恐ろしい植物災害を処理するためのセクションだ。
紅い雨が降ったあとに暴れだす植物の駆除が主な業務。
しかし、
それは簡単な事ではない。
10ヶ月前まで、その駆除には大量の犠牲を必要としてきた。
動き出した植物は暴力的で、
戦闘力及び再生能力が高く、
人間を栄養分として吸収するという。
放っておけばシェルター内に進入してきて、
たくさんの命を奪う可能性もあるから、
出現したら必ず迅速に駆除しなければならない。
けれども有効な対策手段はなく、
枯葉剤などの化学物質も全く効かない。
国民に残された手段は、
火薬などの武器を使った直接攻撃で少しずつ弱らせて息の根を止めることくらいだった。
だが、
度重なる植物の襲撃で、
10ヶ月前、
ついに日本国内の武器はほぼ底をついてしまった。
そして今、
残されている有効な手段はたった一つ――
自爆と呼ばれる作戦のみ。