2222―SF(すっとぼけフィクション)―
○○○○○


暗いところは好きじゃないけど、


真咲さんのぬくもりが、


あたしを安心させてくれる。


こんなに幸せな夜は、
生まれて初めてかな。



あの教団にいた頃は、もっと違う未来を想像してた。


それはそれで明るかったけど、真実を知ってしまってからは、すべては地獄に変わった。



思い出したくないし、
いつだって思い出さないようにしてる。


あのときのあたしは、
全部捨てたことにしてる。


でも、
記憶の底から手を伸ばしてくるひとたちは、


今夜も許してくれないみたい。



おかあさん…



Her mother said her, “You should go for you”.

彼女の母親は彼女に言った。あなたのために行ったほうがいいのよ。

Her mother exchanged her true future for enough consideration.

彼女の母親は十分な報酬と彼女の本当の未来を交換した。

Her mother knew about crazy experiment although.

彼女の母親は狂った実験について知っていたのに。




自分の寿命があと一年しかないっていわれたとき。


おかあさんは、
あたしを売ったんだと思った。


みんな殺してやるって思ったとき。


花たちは力を貸してくれた。


キスしてくれた男の子が死んだとき。


本当に生きてる価値ないって思った。


あは。
やっぱりだめだよね、
こんなの。


あたしだけこんなふうに、


あったかいところでいきてるなんてね。



< 48 / 61 >

この作品をシェア

pagetop