2222―SF(すっとぼけフィクション)―
◇◇◇◇◇
「あたしたちのは、体質を変えるって方式でね。寿命が尽きる前にそれに成功すれば、通常時の運動能力は元に戻っちゃうけど、必要なときに、ある程度の魂と引き換えにして、力を発揮できるようになるのよ。そうじゃなくて、あたしのいってる意味は、多分あと2,3日中に…」
「ちょっと待て!そんなことできるのかよ!じゃあお前、感覚を何も失ってないのか?なんでオレたちは!」
「そうしたら誰も戦わなくなるからよ。たぶんね。魂と引き換えにしてまで教団のために尽くそうなんてヒトいないでしょ?あたしも教団から逃げたし。それに、全員が成功するわけじゃないわ。あたしの仲間の中にも、何人かは寿命に間に合わなくて…」
「ち、ちくしょう!なんだってんだあいつら!どうしてオレは!」
激しい怒りが込みあげてくる。
オレは14歳の時に言われた。
このままだと、オレの命はあと2~3年だと。
その運命に抗うには、五感のうちのどれかと引き換えにしなければならないと。
理屈はよくわからない。
話によると、個人の状況によってどの感覚を捨てなければならないのかは変ってくるが、やつらの説明では、要するに脳への刺激を抑えなくてはならないということだった。
オレの場合は、生き延びるために光による映像の刺激、つまり眼球をなくすことが必要だった。
「ちょっと、落ち着きなさいよ!今さら騒いでもどうしようもないっての!どうせあたしたち、全員もう終わりかもしれないんだから」
「…なんだってんだよ、さっきからもう終わりとかあと数日の命とか」
「情報規制かかってるから知らないでしょうけど、さっき紅い雨に侵された連中の襲撃で横浜のダイヤモンドが堕ちたわ。ここ数時間の間に、かつてない規模で攻撃をかけられたみたい。あと残ってるのは、川崎のアゼリアとココだけ。川崎も交戦中でかなりおされてる。救援の要請がきてるけどこっちにもそんな余裕はない。ホントは、千葉も埼玉もとっくにやられてるのよ。多分、数日中にはここにも攻め込んでくるでしょうから、そうなったら、もう。あたしも覚悟決めたわ」
「あたしたちのは、体質を変えるって方式でね。寿命が尽きる前にそれに成功すれば、通常時の運動能力は元に戻っちゃうけど、必要なときに、ある程度の魂と引き換えにして、力を発揮できるようになるのよ。そうじゃなくて、あたしのいってる意味は、多分あと2,3日中に…」
「ちょっと待て!そんなことできるのかよ!じゃあお前、感覚を何も失ってないのか?なんでオレたちは!」
「そうしたら誰も戦わなくなるからよ。たぶんね。魂と引き換えにしてまで教団のために尽くそうなんてヒトいないでしょ?あたしも教団から逃げたし。それに、全員が成功するわけじゃないわ。あたしの仲間の中にも、何人かは寿命に間に合わなくて…」
「ち、ちくしょう!なんだってんだあいつら!どうしてオレは!」
激しい怒りが込みあげてくる。
オレは14歳の時に言われた。
このままだと、オレの命はあと2~3年だと。
その運命に抗うには、五感のうちのどれかと引き換えにしなければならないと。
理屈はよくわからない。
話によると、個人の状況によってどの感覚を捨てなければならないのかは変ってくるが、やつらの説明では、要するに脳への刺激を抑えなくてはならないということだった。
オレの場合は、生き延びるために光による映像の刺激、つまり眼球をなくすことが必要だった。
「ちょっと、落ち着きなさいよ!今さら騒いでもどうしようもないっての!どうせあたしたち、全員もう終わりかもしれないんだから」
「…なんだってんだよ、さっきからもう終わりとかあと数日の命とか」
「情報規制かかってるから知らないでしょうけど、さっき紅い雨に侵された連中の襲撃で横浜のダイヤモンドが堕ちたわ。ここ数時間の間に、かつてない規模で攻撃をかけられたみたい。あと残ってるのは、川崎のアゼリアとココだけ。川崎も交戦中でかなりおされてる。救援の要請がきてるけどこっちにもそんな余裕はない。ホントは、千葉も埼玉もとっくにやられてるのよ。多分、数日中にはここにも攻め込んでくるでしょうから、そうなったら、もう。あたしも覚悟決めたわ」