晴れ空男子
第3模様

夢雨

 なんとなく機会がつかみにくくなったまま、律とはきょうだいだって言えてない。





 今日はモデルとして初仕事の日で、しかもマネージャーは本当に律になっちゃった。






「姉貴、よろしくな」

「…はいはい」

「…すっげぇ嫌な顔してんな」

「当り前だよ」




 こんな弟……。





「今日は10時から撮影だから…免許持ってねぇしバスな」

「バス!?」




 バスってあんまり乗らないから良くわからない。





 乗り方いまいち。





 電車だって切符買えなかったりするんだ。




「姉貴ー、早くしろよ」

「あ、うん…」



 時間どおりに来たバスに乗る。



「ん、これ取って」




 入口にあった機械的なものから出てきた紙。




 なんだろ…これ……?



 わからないけど律に聞くのはバカにされそうでイヤ。




 黙っておこう


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