絶対彼氏

「自己中…」

「なんか言ったか?」

自己中って言っただけで睨まれてるよ…私
怖い怖い…

「あのさ…そっちの都合か何か知らないけど私好きな人居るからこういうのほんっと迷惑なんだよね」

「宮下樹だろ?テニス部の2年の」

「何で知ってんのよ?
やっぱりストーカー?」

「お前みたいに色気のない女、誰がストーカーするか」

「…色気がなくて悪かったわね…」

あーこの人と居ると頭痛くなりそう…

「とにかく私は付き合う気なんてないから!」

そういって走って帰ろうとするとこう言われた

「明日からの呼び出し来なかったらどうなるか覚えておけよ?」

彼はそういって妖しく笑った
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