+Black Blood.
「この声!!」

「・・・・・・・え、オイ、本当に?え、まさか?」

「仁叉ぁー居るのは分かってんだよ」


どんどんと扉を叩く音が強くなる。



(今日は軍の門を閉めたはずだ。無理矢理抉じ開けたか・・・・そう言えばこの間銃を50丁頼んでたような頼んでないような)


「重いー・・銃持ってきたぜーー」

「・・・・・・・・・・・涼だ・・・・」

「ん・・・・・!!」


仁叉は騒ぎそうな無花果の口を塞いで、抱き竦めた。


現在、無花果は全裸だ。



「いいや。もう鍵壊して入るわ」


「ちょっ・・・・・!!」


カチャカチャと音が鳴っているドアノブ。


(急展開すぎないか・・・?)



ガキッ。


金属が外れた音がして、ドアがゆっくり開く。



ドサドサドサドサッ・・・・・・・・。


ダンボール箱が傾れる。



「あー重かった・・オイ仁叉って・・・」

「今来る?」


ダンボールを蹴り上げ、仁王立ちする男を見た。




「・・・・・えっ、ちょ、最中だった?ゴメン邪魔しちゃったぁアハハ」




――ひょろりとした上背の男。

真っ黒な髪で、金目が目立った。

派手なダウンを着込み、頭には白い雪が乗っている。



手には―――ドライバー。




< 176 / 359 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop