+Black Blood.
「・・・・・・・・ん、まだ薬がまわってるんだね。

ま、脳が溶けてないだけマシか」


「オイッ!何してる・・・・・・」



無花果が目線を下に移動させると、仁叉が服のボタンを外している所だった。



「何?このメイド服。遊ばれてるの、空羽。


ブラジャーも着けて、完全にバレてるじゃん」


「知らね・・え」


プチ、と徐々に外していかれるボタン。



「まぁ、気付かないのも当然か・・・・・」


(仁叉の唇が、胸元に・・・・!何してるんだ・・・・・?)


「いっ、」

「痛かった?ゴメン」


パッ、と離れたその胸元には、赤色の印。


「でもその内慣れるから・・・・・・」

「っやめ・・・・!!」



無花果の脚が仁叉の胸を蹴り上げる。
が、まんまと掴まれて、靴下の間に指を入れられた。


(こそばゆい・・・)


ズル、と黒色のロングソックスが脱がされる。



「空を拾ったとき、まだ寒かったね・・・」


「ひ、・・・・・・」


「死にそうで、って言うか死にかけてたよね」


「やっ・・・」


「体重も軽くて、同じ歳の子とは身体の大きさが違ってた」


「・・・・・・・・・・・・いぁ・・・・」


「なのに、こんなに女になるなんて、想像もしなかったよ」



ボタンを外した仁叉は、その無花果の身体を見下ろした。





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