晴れ時々@先生の妹【第1巻】





管理人の小森のおばちゃんは、牛肉のパックを中村先生に渡した後、スタスタと歩いて姿を消していった。






ニッコリと笑っている二戸 梨杏。






「先生、先生!今日の晩ご飯は牛肉?」







「二日連続、牛肉はゴメンだ!それから、外出先でむやみやたらに俺の事を“先生”と呼ぶな!」







明るかった二戸 梨杏の表情が少しずつ曇る。







「えっー、駄目なの?」







「さっきは、本当にヒヤッとしたんだからな俺!一緒に外出をするのは、もうこれが最後にしよう」







「さいごっ………」








――はじめて一緒に外出をしたばかり、なのに……。






寂しくて、悲しくて涙が出そう。







涙で瞳が潤み口数が少なくなる二戸 梨杏。







中村先生と二戸 梨杏の会話が消える。


< 235 / 277 >

この作品をシェア

pagetop