晴れ時々@先生の妹【第1巻】
管理人の小森のおばちゃんは、牛肉のパックを中村先生に渡した後、スタスタと歩いて姿を消していった。
ニッコリと笑っている二戸 梨杏。
「先生、先生!今日の晩ご飯は牛肉?」
「二日連続、牛肉はゴメンだ!それから、外出先でむやみやたらに俺の事を“先生”と呼ぶな!」
明るかった二戸 梨杏の表情が少しずつ曇る。
「えっー、駄目なの?」
「さっきは、本当にヒヤッとしたんだからな俺!一緒に外出をするのは、もうこれが最後にしよう」
「さいごっ………」
――はじめて一緒に外出をしたばかり、なのに……。
寂しくて、悲しくて涙が出そう。
涙で瞳が潤み口数が少なくなる二戸 梨杏。
中村先生と二戸 梨杏の会話が消える。