晴れ時々@先生の妹【第1巻】





無言のまま帰宅をした中村先生と二戸 梨杏。







あまり表情を変えない中村先生がスーパーで買った荷物を仕分けしながら冷蔵庫の中へボンボンと荒く入れていく。







その側でポツンと立ったまま中村先生の様子を見ている二戸 梨杏。







――先生、まだ怒ってるの?







どう声を掛けていいのか困り、リビングに行きソファーの上にごろんと横になる。








小降りだった雨がきつくなる。







ポツポツポツポツ・ザァッーーーー――。







ソファーで横になっている二戸 梨杏が耳を済ませる。








――今日に限って雨の音が心地いい。








何だか我慢をしていた気持ちが少し溢れて、涙がポロッと溢れる。








お願い、少しだけ、このまま眠らせて――。







ソファーの上で静かな寝息を立てて眠ってしまった二戸 梨杏。


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