晴れ時々@先生の妹【第1巻】






――静かすぎる部屋。







冷静を取り戻し、二戸 梨杏の姿をうろうろしながら探す中村先生。







――つい、カッとすると口数が少なくなる自分が嫌いなんだ。








いつまでたっても、成長していない俺――。








二戸の事を勝手に自分の“妹”と決めたのは俺だ。








アイツを守るつもりが、逆に苦しめる事になって――。







自分に腹が立った。







ゴメンナ……、二戸。







リビングのソファーで横になって眠っている二戸 梨杏を見つけた中村先生。







「二戸、またここで眠っていたのか……」







中村先生が床に座り、眠っている二戸 梨杏の顔をじっと見る。







二戸 梨杏の頬に涙の流れた跡を見つけ、指で辿る。







「まじっ、ごめん――」






二戸 梨杏の頭を優しく何度もなでる中村先生。


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