晴れ時々@先生の妹【第1巻】
ふと、壁掛け時計を見ると午後12時だった。
眠っている二戸 梨杏に話しかける中村先生。
――眠っている二戸に話しかけても、返事が返ってこない事は分かっていた。
だけど、何か話をしてみたくなった。
「昼飯、チャーハンと玉子スープでもいいかー?」
眠ったまま微かに口を動かす二戸 梨杏。
「お兄さん、私、お腹がすいたー……」
――寝言。
スーパーで“先生”と呼ぶなって叱ったから――。
今、俺の事を“お兄さん”って呼んでくれたんだよな。
二戸の寝言を聞いて、俺の涙腺が熱くなるのを感じた。
コイツ、本当に俺の可愛い妹だよ――。