晴れ時々@先生の妹【第1巻】




中村先生が綺麗にアイロンをかけて畳んだ二戸 梨杏の制服のブラウスとハンカチを本人に手渡す。






「ほらっ、お前の分もアイロンをかけておいたぞ!シワにならない内に早くなおしてこい」







「――いつの間に!?私の分まで……。ありがとう―」





「こんなのお茶の子さいさいさ!どういたしまして」







さらっと爽やかに笑う中村先生。







中村先生から受け取った自分の制服のブラウスとハンカチをしばらく見つめる二戸 梨杏。







――何でも要領が良くて、てきぱきしている中村先生。








ちょっと、見習わなきゃと思った。







――私、先生に負けた。






こんなに綺麗にアイロンをかけられたら……。





困るじゃん。






女の子として、立つ瀬がないよ――。





まったく、器用なんだから。






頬を軽く膨らませる二戸 梨杏。


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