晴れ時々@先生の妹【第1巻】
アイロンをしまいながら二戸 梨杏の様子を気にする中村先生。
――あっ、二戸の頬がフグみたいにプクッと膨らんだ。
なかなか面白い顔だが、あまり嬉しそうな顔じゃないぞ……。
俺、怒らせた?
もしかして、勝手にアイロンをかけたことを怒っているのか――?
今度から何かをする前に必ず声をかけよう。
言葉足らずな俺、直さないと。
そうだ、少し、アイツを笑わせる事を考えてみよう。
俺の鼻の下につけ髭をつけて髭ダンスを踊ったら、笑うかな?
それとも、小春にフリルの付いた可愛い服を着せたら、笑うかな?
うーん、どれも、イマイチだ!
やっぱり、良い考えが、思いつかない……。
どうしたら、笑うかな――?
まぁっ、今、二戸を無理矢理に笑わせる事を考える必要はないか。