〇●ポーカーフェイス●〇
「まじかよ。え、まじかよ!!」





赤面で挙動不審になる西岡俊介




「まあ、篠原葵、鈍感そうだし気づいてないと思うけど。」





「まあな、てか、お前!!余計なこと本人に言うなよ!!」





そう私の腕をがしっと掴む





「言わないわよ…めんどくさい。」




そんな私の様子を見てほっとしたのか、力を抜き、私の腕を離した





「まあな、お前さ、どう思う?あいつ、俺のことどう思ってると思う?」





「友達じゃない?」





「結構ズバッと言うな、お前。でもそうだよな…友達だよな。言って今の関係壊れるのも嫌なんだよな…今の位置がさ、あいつの一番近くにいれんじゃん?」





そう寂しそうな顔をし、私から目を反らした




普段何も考えていないただのお調子物だと思ったけど、こんな顔…するんだ





私はまじまじと西岡俊介を見つめてしまった
そんな私の視界がばっ!とふさがった






目線を上にあげると末永だ





「見つめすぎ!!」




そう私を見下ろす
そしてくるっと背を向け、西岡俊介のほうを向いた




「何話してた?」
机に腕を置き、西岡俊介を見る末永




西岡俊介は表情を切り替え、にやにやと末永を見る




「お、出ました出ました、やきもち漣君!!」




そんなおちょくりに耳を少し赤く染める末永




「そんなんじゃねえよ!!」





「蓮ってさ、意外と…分かりやすいんだな!!ほらよ、お前の特等席!!」





そう言い放ち席を離れる




少し歩いたところで振り返り思い出したように私に近寄る





「そうだそうだ!!本題話すの忘れてた!お前、先輩とどうなの?」





「ああ、別に…でも今日会う」





「そっか!!ありがとな!!」




それだけいい、席に戻っていった
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