〇●ポーカーフェイス●〇
私は深呼吸をし、末永の顔をもう一度睨む
「余計なことしないでよ」
そういうと末永の目は点になる
「は?おまえあんなに震えて怖がってただろ?」
そんな言葉に私は鼻で笑った
「そんなの演技に決まってるでしょ。助けたつもりな訳?いい気にならないで」
そう目線を外した
末永は眉を潜め、私を見た
「ちょ、待て、意味がわからな…」
そう言おうとしたとき、大粒の水滴が顔に着き、何秒かした後ザーーーーーーーッと一気に豪雨が落ちてきた
末永は空を見上げ周りを見渡した
「よべえな、これ。どうすっか」
そう少しの沈黙が過ぎると二人はあっという間にびっしょびしょになっている
私はまた深くため息をついて、末永に背を向け、歩き出す
「こっち来て、話はあとで」
末永は何も言わずについてきた
一本大きな道に出ると大きなホテルが見えてくる
このままびしょ濡れのまま学校に行くのも気が引ける
それと話の続きがある
仕方ないからたまたま近くだったため、ホテルに入った
桜山さんのホテルだ