〇●ポーカーフェイス●〇

「君は朝部屋にいた子だね??あの子のクラスメイトだ。結愛と同じようにこんな完璧な顔立ちの子はなかなかいないからね。覚えていたよ。二人が並ぶところを見てみたいものだ。絵になる」





たばこの煙をゆっくりと吐きながら俺のことをまじまじと見て、また目を反らした






「あの子と同じクラスなんだろ??学校ではどうだあの子は」







「ほとんど言葉を発しません。笑いも怒りもしません。」






「だろうな」





男はまた微笑む





「で、本題に入ろうか…。何の用だね??






そう俺に顔を向けた





俺は何も言わずに男を見た





男はまた笑う




「君は、私とあの子の関係を知ってるのかな??」






「少し聞きました。ここで会ってお金をもらうとかなんとか…」






「会ってるだけではない。セックスをする。そして私は彼女にお金を渡す。それが私とあの子の間の約束」






簡単にさらっと話す男
俺は眉を潜めた




< 166 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop