〇●ポーカーフェイス●〇
東城が出て行ったあと、重い空気が部屋を流れ、沈黙が続いた





先に言葉を発したのは桜山さんという男のほうだった




「どうだ??君には何ができる」






俺は呆然と立ち、目を瞑った





「今、何も言えなかった自分が情けないです。でも、なんて言ってやったらいいのか分かりません…」





「あの子の全部と受け止めてやる覚悟がないならもう関わらない方がいいかもしれないな。君にとっても結愛のためにも…君はクラスメイトとして必要最低限のかかわりを持って普通に生活をすればいい。ただそれだけだ。」





「その覚悟はまだできてないです。あいつのこと軽く見てたから…」






「中途半端な態度言葉行動はあの子は一番嫌う。それだけわかってくれ」






桜山さんはそれだけ言ってコートを羽織り鞄を持った





俺はその背中を見送った
< 173 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop