〇●ポーカーフェイス●〇
教室に戻るとみんな一斉に私を目でとらえた



誰もが私がどんな服装でどんな風にかえってくるか気になっていたはず




特に橘さんたちは私がどれだけっショックを受けたか、どれだけ泣いて目を腫らしてくるかそんなことを期待していたはず




そんな私は男物のブレザーを着ていて
末永はワイシャツ姿




あからさまに私が末永のブレザーを着ていることがわかる




誰もがかっこいいと思うイケメンの末永だ
女子たちは妬んだ顔で私を見て面白くなさそうな顔をする



末永は平然と席に戻る
そんな末永のもとに西岡俊介が駆け寄った




「あれ、どうしたの?酷くね?てかお前のブレザーだよな?」




「あぁ、寒そうだったから。」




末永は真顔でそう答える




「お前ってやつは…ジェントルマンだな…顔もいいくせにずるいぜ」




そう末永の肩に手を置いた



「普通だろ。俊介だって同じことしただろ?」




「まあな。俺たち優男だもんな…てか、おまえ東城さんと仲いいの?」




「あぁ、隣の席だしちょっとな。な?」



そう私のほうに目を向ける
私は真顔のまま首を横に振った
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