光をもとめて

朝になるとホント憂鬱で学校に行く気さえもなくなるけど、それでも化粧や髪のセットには手を抜かない。


いつものようにギャルメイクをして、髪もくっきり巻いた。


そしていつものように学校に向かう。


教室に着くとクラスのヤツらは、すでにガヤガヤと騒がしく話ている。


あたしは誰にも挨拶なんてせずに自分の席に座った。その時、


「よぉ。おはよ~、朝比奈さぁん。」


嫌みったらしくあたしの名前を口にするのは、



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