光をもとめて

職員室から出ると、中原が腕を組んで壁にもたれていた。


中原はあたしに気づくと、皮肉に笑いながら近づいて来た。


「人の彼氏に手を出すからよバァカ。
さっさとここから消えてくんない?
アンタなんてどうせ、いてもいなくても同じなんだからさ」


嘲笑いながら吐き捨てると中原はすぐに廊下を歩いて行った。




< 21 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop