マザーレスチルドレン
さすがに母親も目を覚まして激しく暴れたがケンイチはさらに力を込めた。


長い時間のような気もしたが、あっと言う間の事のようにも思えた。


母親はがくがくと痙攣した後動かなくなった。


ケンイチは二度目の射精をした。


母親の死顔を見てると可哀そうになった。


でも悲しくはなかった。


母親のことが大好きだったという事が初めて分かった気がしたが今更どうすることも出来なかったし、殺す前にそれに気付いたとしても同じ事だっただろうと思った。


ケンイチは家を出た。


初雪が積もった街はやけに眩しかった。



Chapter 02 END
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