キミの隣で笑おう【完結】
知那は、そんなあたしに構うことなく口を開く。
「多分、蒼くん…勘違いしてると思う」
「…え?」
蒼が、勘違い?
…って、何を?
「蒼くんのお兄さん……洸さんのことを、美恋は好きだと思ってると思う」
「洸?って…えぇ?!あたしが洸をって…ありえない!!」
「美恋はそう思ってるかもしれないけど……蒼くんは、違うと思うよ。
だって、蒼くんの前の美恋と洸さんは…蒼くんと美恋とはまた違う関係に見えた」
何で?
何でそうなるの?
あたしは、蒼が好きで。
好きで好きで好きで――…
ずっと、蒼だけを思って来たのに。
蒼はずっと、あたしは洸を好きだと思ってる…?