ひとつの恋に出逢った。


ピピーッ!


「25対22ーAチームの勝ち!」

「勝ったないっちー!」

志緒が笑って駆けてくる。
力もやってきた。
僕は自分から動くことがない。いつも待っている。


Because…


独りなんだろうか。

だから、Bクラスのまんまなのか?


頭の中で声がした。


「お前はSクラスだよ。」


…言われたかった気がした、

言われたくなかった気もした。
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