愛してるから関係ない!
急いで体育館の前に行くと、拓也がバスケのボールを智則とパスしていた。


「おう!雪乃ちゃん、今日は沙織いなくて退屈じゃない?」


「うん、退屈~」


「そうだと思ってさ~一緒にバスケするか?」


「だって、二人とも上手だし、背も高いからムリ」


「大丈夫だって~おいで…」


連れていかれたのは、器具室だった。


智則も一緒に入ると、置いてあった階段に腰掛けた。




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