おじいさんの懐中時計
ふと見ると、昨日のおじいさんの写っていたのがあった。僕は、指を指して、


「母さん、この人、瀬尾のおじいちゃんだよね。」


「あぁ、真琴のおじいちゃんね。そう言えば、真琴はおじいちゃん似ね。」

「僕のおじいちゃんだったの―。」

「そうよ。覚えていたから、言ったんじゃないの?」

「違うよ。昨日、おじいさんに会ったんだ。」

「なに言ってるの。冗談でしょう?。もう、おじいちゃんは、10年以上も前に亡くなったんだから――。」


「エ!?嘘だろ?。」

「真琴?…」

「おじいさん!」

僕は、矢も立ても、たまらず、あの公園の側に走って行った。




< 26 / 27 >

この作品をシェア

pagetop